常磐線の東京駅乗り入れについて
伊沢委員  私の一番の課題でございます常磐線の東京駅乗り入れについてお伺いをしたいと思います。
 先般の平成25年企画部主要事業の概要でも御紹介をいただきましたが,私ども常磐線沿線住民にとりましては悲願といいましょうか,開業が目前に迫る中,東京駅まで何本入るのか,特急が何本入るのか,普通列車が何本入るのかと大きな期待と関心を寄せております。中でも私の地元土浦から南の地域は通勤・通学圏でありまして,多くの方が毎日普通列車を利用しております。私もかつて毎日利用しておりましたが,普通列車も特急列車も数多く乗り入れてもらい,本県の魅力度アップ,また県民の利便性の向上につながっていただきたいとも考えております。
 また,土浦市以南の自治体にとりましては,仮に通勤・通学時間帯に普通列車がたくさん乗り入れてもらうことができれば今後のまちづくりを考える上でも大きな弾みとか大きな強みになるものだと思っております。そういう意味では,今後のまちづくりに大きな影響を与えるものだと思っております。
 そこで,平成26年度開業予定ということでお伺いしておりますが,まずは,工事の概要と現在の進捗状況について,企画課長にお伺いしたいと思います。

企画課長  常磐線の東京駅への乗り入れに関する工事の概要ですが,現在,常磐線だけではなくて,宇都宮線,高崎線は上野駅で線路が切れておりまして,その先へ行けない状況でございます。この間,上野−東京間を新しく線路をつくろうという工事を現在進めております。延長にして約4キロメートルございます。総事業費にして約400億円かかるものでございまして,全額JR東日本の負担で進めているところでございます。
 具体的には,上野から秋葉原あたりまではちょうど山手線などの在来線と新幹線の間にすき間がございまして,このすき間に高架で,複線で線路の整備を今しております。その先,神田駅近くになりますとそのすき間がなくなるものですから,そこは新幹線の線路の上に高架でさらに線路をつくるという工事を進めてございます。そして,神田を過ぎますとまた在来線と新幹線の間にすき間が出てきますので,高架からまたおりてきまして,そのすき間に線路をつくる。そして,東京駅の東海道線のホームに接続するというような工事を現在しておりまして,ちょうど神田の駅前あたりですと新幹線の上に建てる橋脚もできてきておりまして,あるいは橋桁なども大分できてきておりまして,かなり形が見えるような状況になってございます。
 それから,工事の進捗でございますけれども,大変な難工事でございまして,平成20年5月から工事を始めております。既に5年余りたってございます。先ほど申し上げましたようにかなり形が見えてきております。ただ,新幹線のところの工事などは特に新幹線の営業が夜中終了して始発までの間,わずかな夜中の時間帯に工事をやらなきゃいけないといった条件もございまして,かなりの時間を要しているという状況でございます。
 JRさんにお尋ねいたしますと,26年度の開業に向けて順調に工事は進んでいるというような回答でございます。

伊沢委員  ありがとうございます。既に26年を目指して順調ということでございますが,実際,東京駅乗り入れについてJR東日本から聞いていることがあれば,また検討状況についてお伺いできればと思います。

企画課長  私ども一番関心が深いのは,委員からも御指摘のとおり,常磐線が何本入るのかということでございます。これにつきましては,宇都宮線,高崎線,3線のいわば競合する部分でございまして,それぞれ一本でも多くという気持ちなんだろうと思います。ただ,この東京駅乗り入れに関しましては,宇都宮線と高崎線が既にそういった話が進んでおりまして,実際にJRの最初の方針といたしましては,宇都宮線,高崎線を入れるんだということで計画が始まったというふうに伺っております。したがいまして,常磐線は,後からかなり強引に入り込んだというところもややあるというふうに伺ってございます。そういう意味ではかなり条件的には厳しいところもあるというふうには伺ってございます。ただ,そこは何としてでも押し戻そうということで,私ども関係市町村,あるいは経済団体という方々と力を合わせまして取り組んでいるところでございます。
 その乗り入れの検討でございますけれども,まさに工事と並行してJRのほうで検討しているところでございまして,ただ,3線乗り入れるものですからいろんな組み合わせがあるということで,JRの言葉をそのままかりれば,頭が痛くなるぐらいたくさんの組み合わせがあって,今一生懸命やっているところなんだということでございます。
 公表できるのは乗り入れの少し前になるでしょう,というような回答でございます。

伊沢委員  検討中で,直前にならないとわからないということなんだと思いますが,平成26年度開業ということを考えれば,この1年とか1年半が大事な時期,また勝負の時期だと思います。私自身も商工会議所の青年部の皆さん,また青年会議所の皆さん等と連携させていただいて,活動をずっとさせていただいておりますが,今までも取り組んでいただいておりますけれども,これまで以上に全県的な取り組み,また活動をしていただきたい。また,していかなければ,先ほども御答弁いただきましたように,宇都宮線や高崎線が先行しているというような見方もあるようでございますので,ぜひ一本でも多く乗り入れするための今までの取り組み状況,私もわかっているつもりでおりますけれども,またそれを踏まえて,これまでの状況を踏まえた今後の取り組みということでお伺いしたいと思います。

企画課長  この乗り入れに関しましては,以前からJRの水戸支社及びJR本社へさまざまな形で要望活動を展開してまいりました。さらに一昨年度からは,土浦,水戸,さらに昨年は土浦ということで,乗り入れのための総決起大会を特別に開催いたしております。その中で,国会議員の方々,そして県会議員の方々,さらには沿線の首長さん,議長さん,そして経済界のさまざまな団体の方,そして市民団体の方々,皆さんにお集まりいただきまして,茨城県全域で盛り上げて,何とか一本でも多く乗り入れをということで大会をしたところでございます。
 さらには,その後でございますけれども,知事を先頭にいたしまして,県議会の議長さん,昨年は磯崎議長さんにも行っていただきました。また,市町村の代表の方,それから経済界の代表の方にも直接JR本社を訪れていただきまして,JRのトップである冨田社長に直接,茨城県の熱い思いを伝えてきたところでございます。
 今後もそういった形で,一回やって何とかなるというものではございませんので,委員からの御指摘があるように,今までよりもパワーアップいたしまして,粘り強く要望活動を続けてまいりたいと思います。
 さらには,要望だけではなくて,常磐線の利用が促進されないことにはJRもなかなかこちらのほうに目を向けてくれないということで,市町村とも連携をいたしまして,利用者の拡大対策,これにもしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。 

伊沢委員   課長,ありがとうございました。先ほども申し上げましたように,この1年とか1年半が大事な時期,また勝負のときだと思いますので,引き続いて,全県的なことで取り組みを強化していただければと思います。
 そこで,部長,最後に,部長からも全県的ということでいま課長からお話がありましたので,部長の決意というか,ぜひ頑張ってもらいたい。私ども土浦以南の自治体で考えても地域のまちづくり,今後を考える上で大きく変わってまいりますので,ぜひ決意を聞きたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

企画部長  ただいまずっと課長が説明したとおり,いろんな運動をやってまいりました。私も新任の企画部長になった際にいち早くJR本社の常務さんにお会いをしまして,この常磐線東京駅乗り入れを一本でも多くというふうなお話も差し上げていますので,これからさらに取り組みを強化いたしまして,平成26年乗り入れということもございますので,一生懸命検討して,一丸となって,市町村も含めまして頑張っていきたいと思っています。

伊沢委員  ありがとうございます。ぜひ取り組みを強化していただいて,また,いろんなチャンネルを使ってJR東日本さんには働きかけをしていただきたいと思います。
 また何か新しい情報が入りましたら私どもにも速やかに教えていただきますようにお願いを申し上げまして,質問を終わります。
 ありがとうございました。

  平成25年6月12日 総務企画委員会質疑