平成23年第3回定例会 一般質問内容(詳細)

1.東日本大震災を受けて
  
 (2)消防団と自主防災組織等の横の連携
伊沢 勝徳

次に,消防団と自主防災組織等の横の連携についてお伺い致します。

私も消防団の一員ではありますが,今回の震災におきましても,消防団の活躍ぶりは,私が申し上げるまでもなく,いたる所で評価されております。火災への対応,瓦礫の撤去,避難誘導,警察との連携,安否確認など多岐にわたる活動が報告されております。消防団では,団長指揮の下,いわゆる縦の指揮系統はしっかりしており,一糸乱れぬ行動は,緊急事態に対処するため,必要不可欠であります。また,一方で,各地域には,自主防災組織や婦人防火クラブ,地域防災協力員など様々な組織,人員がおり,それぞれの立場,それぞれの役割で「自分たちの地域は自分たちで守る」との認識の下,熱心に活動されております。

しかしながら,それぞれの組織・団体が別ということもあり,横のつながり,いわいる横の連携がよくないという声を耳にすることもございます。それぞれの組織がそれぞれの立場で崇高な使命の下,一生懸命に活動しながら,連携がとれないということは,非常にもったいない事でもあります。また,今回のような大規模災害に対処するためには,初動が極めて重要であり,組織間の連携や役割分担など,あらかじめ調整しておくことにより無駄をはぶき迅速な対応が可能になるのではないかと考えます。また,今回の震災を教訓としてとらえ,連携がうまくいった所,そうでなかった所を検証し,うまく連携のとれた事例を県内,各市町村に紹介し,残念ながらうまくいかなかったところは,検証結果を今後に活かすことができるようにすることも重要であると考えます。

そこで,消防団と自主防災組織等が横の連携が取れるよう県が仲介し,あるいは指導すべきだと考えますが,生活環境部長にお伺い致します。

 

生活環境部長
 消防団と自主防災組織等の横の連携についてお答えいたします。
 今回の大震災では,消防団の方々による住民の避難誘導や安否確認,倒壊家屋における危険の除去,避難所での支援活動など,多岐にわたる活動が行われたところであります。
 一方,地域に密着した自主防災組織や婦人防火クラブなども炊き出しを初め,井戸水による給水活動や御近所の安否確認などに取り組まれたところでございます。
 また,避難所においては,消防団と自主防災組織等が協力連携して救援活動を行った事例もございました。
 大規模災害時には,このような地域防災の担い手が連携して防災活動に従事することが,地域の総合的な防災力の向上につながるものと考えております。
 県といたしましては,現在,大震災における消防団や自主防災組織等の活動状況の調査を行っており,その調査の中でうまくいった活動やそうでなかった場合をしっかりと検証し,課題等を明らかにしていきたいと考えております。
 今後,これらの検証結果を踏まえ,県が開催する自主防災組織リーダー研修会に消防団の方々の参加を得て意見交換をするなど,消防団と自主防災組織等の相互連携を深める機会を設けるとともに,各地域においても連携の大切さをテーマにした研修会や防災訓練等が実施されるよう市町村に働きかけるなど,消防団と自主防災組織等の横の連携の強化を促進してまいります。

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